転職したくなった時

IT業界だと割りと頻繁にあることですが、リクルーターから声をかけられることが多いです。リクルーターとはいわゆるヘッドハンターのことですが、彼らは企業の人事部からこんなスキル・経験を持っている人を探してきて欲しいと頼まれ、そういう人を探して声をかけています。声をかける相手がどうして企業の提示している条件にあっているかわかるかというと、LinkedIn(http://linkedin.com)のようなSNSのアップデートされているレジェメをマッチングして確認していたり、過去に引き抜いた人から優秀な人が前の職場にいたという情報を詳細に聞き出しているみたいです。

他の業界だとLinkedInを使っているものなのかどうか僕は知らないですし、使うことがトレンドでなければリクルーターがどうやってマッチングを行ってコンタクトしているのかはわかりません。

IT業界では転職を頻繁にする人も多いですし、そういうものだという風潮もあるので、リクルーターから声がかかってくる機会も多いのではないかと思います。僕は20代の頃は大した経験もスキルもなかったので声がかかるということはなかったのですが、この業界で働いて20年程度になりましたし、英語を使って仕事をすることが普通になっているので、英語力があるエンジニアと受け止められているのか、声がかかることが多くなりました。サラリーマンエンジニアの全体からすれば英語を使って外国人と一緒に仕事をしている人というのは絶対数は少ない方ではないかと思いますし、リクルーターに頼んでいる外資系IT企業も英語力と経験の多いエンジニアを条件にしているところは多いと思うので、駒の奪い合いみたいになっているのかもしれません。

でも、どうも僕は転職を繰り返して年収をあげていくことを要領よくやる気になれなくなっています。 過去に日本で働きやすい職場ランキングでトップレベルの企業に転職したことがありましたが、僕にとってはとても働きにくいところで、すぐ辞めることにしたことがありました。社会的な評価で評判が良くても、自分にあっているかどうかは別問題なのだということを学んだ経験だったのです。

転職したがために、前の職場より自分にあっていない職場で苦労するという話はよく聞きます。逆にとてもあっている職場を見つけたという人もいます。僕はどちらのケースも経験していますが、嫌な思いをしたからといって感情的に転職を決めてしまうのは、更に悪い環境に飛び込んでいく危険性をはらんでいます。仕事で不快なことがあって感情的になってしまっても、自分が冷静になるまで転職を決めるのを保留することも大事なことだと思います。。

もし、転職を考えるなら下記をリストしてみて、転職をして何を得られるようになり、何を失うことになるのかをしっかり把握することをお勧めします。

  1. 今の会社で気に入っていることは何か。
  2. 今の会社で不満なことは何か。
  3. 転職するにあたり、自分が譲れないことは何か。

ただ、どんな会社であっても、結局人で構成されている組織なので、そんなに大きくは変わらないものかもしれないと最近は思っています。転職してサラリーをあげるのもいいのですが、よほど大きくあがるならまだしも、大してあがらないのであればメリットはないのかもしれません。違う仕事に切り替えて違う経験を積み始めたいというならば別ですが。 できることなら、細々とでいいので月に5万円くらい稼げるような自分のビジネスを、小さくても始める方が良い気がしています。月に5万円なら年収60万円アップです。それだけの昇給をすることって簡単じゃないなぁと思いますし、自分のビジネスなら自分が辞めたと思うまではあり続けるもので、もしかしたらコツをつかんで月収があがっていくかもしれません。その間、サラリーマンとして稼ぐ額は大きく下がることはないですしね。ただ、僕も含めてそれを実現することが難しいですし、何から手を付ければいいのかもわからないので悩ましいところです。

慣れた仕事をサラリーマンとして続けながら、自分のためのチャレンジを会社のためでなくて自分のためにやる方がいいのだろなぁ・・・と最近思っています。

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