船の帰港を待つ港のように

4年前の夏休みの話。

ポケモンの映画にBoyと一緒に行ってきました。基本的にアニメが嫌いじゃない私は、ドラえもん程度の子供対象のアニメも、入り込んで楽しんでしまうタイプなので、Boyが行きたいと言った時から連れて行ってあげる気満々でした ディズニーのカーズを見にいったのに続き、2回目の映画館。子供には少々恐怖を感じるほどの大音量に、Boyもびくびくしていたのですが、途中からはポケモンに集中することができたみたい。

終わったときは、とてもうれしそうな笑顔を私に見せてくれました。この瞬間が楽しみで楽しみでしょうがない私は、次にBoyが喜んでくれることって何だろうと、探し始めてしまうのです。

楽しいこと、うれしいことを親と共有している子供は、将来親に対してどんな風に接していくのでしょう。

その答えを知りたくて、喜ぶことを提供することを面倒がらずにしていきたいのです。たとえ、巣立って親元に顔をあまりださなくなろうとも、逆に素敵なコミュニケーションをとり続ける親子関係であっても、私はどちらでも受け入れようと心に決めています。

巣立っていくときは、Kidsにとって親からの卒業でしょうが、親である私にとっても小さなわが子から与えてくれている学びの場からの卒業になるのでしょう。そのとき、今までどうもありがとうといえる親でありたいし、外洋に旅立った船が戻ってくる港のように、いつでも戻っておいでと両手を広げて待っていられる親になれたらいいなと思っています。

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