「聞いてるだけで英会話ができるようになる」ってホント?

僕は今の会社に入社した12年前、英語は読めない書けない喋れないの三拍子が揃っていました。今の会社は外資系企業で、僕はグローバルチームに所属しているので、仕事をするのに海外のエンジニアとやり取りをして進めなくてはいけないので、英語ができなければ仕事ができないです。

よく入社を認めてくれたなぁと当時を振り返ると思いますが、面接で必ず数カ月でできるようにします!と宣言したのを思い出します。

結局、それ以降、毎日コツコツと5年くらいはずっと英語についての努力を積み重ねてきて、今では仕事で支障がでない程度にはできるようになりました。

英語の勉強に王道はないと言われますが、本当にそのとおりで、この方法がいいかな?とか思ったことは何でもやってみて続けるのが一番いいと良いと思います。しかし、気をつけて欲しいのは、英語教材の売り込みをする企業が、聞くだけで3ヶ月後には喋れるようになるとうたっているものです。

教材は悪くないかもしれません。英語力のアップにはしっかり聞かなくてもいいから、BGMのように流しておくだけというものも、確かに効果がありますし、やるべきことだと思います。でもそれだけで喋れるようになるわけではありません。喋れるようになるには、それに対して努力は必要なのです。

英語の勉強の努力をしてきた人たちの中では割りと知られている常識の中に以下のことがあります。

「英語は、自分の口で発音できる単語しか、聞きとることができない」

ということです。英語を受け取るだけではなく、発することについてもやらなければ、英会話はできないのです。

スポーツの一流プレイヤーが教材を聞いているだけで喋れるようになったというのは鵜呑みにせず、それをやりつつもネイティブとの英会話レッスンがあったり、英文法の勉強をしていたりと、その他の努力があって初めて目に見える効果が出てくるということを認識して始めることをお勧めします。

photo credit: Kaplan International Colleges via photopin cc