偉くなっちゃった方が楽な時もある

組織の残念なパターンの一つは、やるべきことをちゃんとやっている人が、他のやっていない人があぐらをかいて楽をしている事にイライラを感じて、見切りをつけて辞めていってしまうこと。

やるべきことをやってる人と、あぐらをかいている人が混ざってる状況下だと、深刻な問題が発生していないからといって、あぐらをかいている人を上司が黙認していると、本当に大切な人が見切りをつけて去ってしまうんだよね。 

チームをまとめる立場にある人は、こういった問題がすぐに仕事に影響はしなくとも、じわじわチーム全体を蝕んでいくことなので、早く手を打つことが理想的。

こういう環境に自分が身を置かなくてはならなくなり、もう会社を辞めようかと思い始めたら、辞める前に一度率直に上司に話してみる方がいい。ただ、この時やってはいけないのは、感情的になって訴えないこと。感情的に話してしまうと、中立的な立場で上司が話をきいてくれなくなるから。

問題がある人について上司に相談する場合、すでに上司もその問題には気がついているものなので、上司はとうとう他の人からも訴えがきたと思うもの。

もし、上司に問題がある場合があるけど、その場合は、その上司の上司に率直に話してみる。それで動かないなら、もうその組織がより良くなるには何年かの時間が必要なので、転職する選択肢を選ぶ時かもしれない。上司の上司にも問題があるなら、それももうきつい。

そうなったら、もう、自分が手を上げて偉くなれるなら、なってしまう方がいい。