他人の良いところに目がいくと得する理由

日光東照宮にある三猿、「みざるいわざるきかざる」。3つの叡智を暗示した猿で、人の悪いことを見ないこと、言わないこと、聞かないことを示しています。

悪いことに注目する人柄には良いことがないので注意したいですね。ついつい、そういう話に人間は興味をもつ傾向がありますが、意識して気をつけたいです。

ところで人というのは、いろんな要素が組み合わさってできていますよね。大抵の人は得意なことがあったり、器が大きい人だったり。反面、そんな人なのに尊敬できない振る舞いを一部もっていたりと。聖人君子ではないので完璧な人っていません。

生きていれば尊敬できる人っていないなーと思ったりすることが多々あることでしょう。それでいいのだと思います。僕たちは各人の悪いところを見がちだからそう思ってしまうのであって、良いところに注目すると、あの人のこういうところが素晴らしくて尊敬するとか、あの人のあの能力は誰よりも秀でているとか、一部の良いところに注目して、そこに限ってメンターにすれば良いのです。

10人いれば、10個以上の素晴らしい要素を見つけることができるのではないでしょうか。 沢山の人のたくさんの良いところを、自分のものにしていくって、近い将来、素敵な自分に会えそうな気がします。 photo credit: Nam2@7676 via photopin cc