人のつながりは移り変わっていくもの

力になってくれた人が自分の近い場所から離れて行く時、Keep in touchを意識していこうと思い、最低でも年賀状は送るし、時々メールを送ってみていた。 でもやがて返ってくるのが遅れたり、返ってこなくなるのね。

やってもらえた事を忘れないことは大事だけれども、Keep in touchは難しいことなのだなとわかるようになった。自分は手を差し伸べてもらった側なので、それを忘れないでいることは大切なことなんだけれども、相手は取り立ててそれに対してすごい頑張って印象深いわけでもないからさ。こちらが忘れないでいようという気持ちの重さと比べたら、ずっとずっと軽くて当然。僕以外の多くの人と出会い、同じように手を差し伸べているだろうし、差し伸べられているのだよね。

インスピの観点でいうと、Keep in touchにこだわることは全然ない。ある人が自分の近くにいて自分に手を差し伸べてくれるのは、その人のお役目で自分を助けてくれているから。そして、自分がその時の学びが完了すると、その人は自分のそばから去っていくのね。で、その人は違うお役目があるから新しい出会いの場に移るし、自分も新しい学びのために新しい出会いがあったり、自分がお役目として誰かに手を差し伸べるの。

だから、人との出会いと別れについて、あまり想いを強くしすぎることはないんだよね。目の前に流れる景色をただ眺め、そばにいる人たちと一緒に今やることをやるだけで良いようです。

お世話になった人を大事に想い続けるのは素敵なことではあるけれども、ココロの中にしまって、今、目の前のことに向かい合うことが一番大切なのだと思うのです。