自分が好きになれない人たちへ

自分はいろんな「部分」の集合体。すべての部分が自分自身の一部分。 そのことを正しく受け止めることが大切。

時に自分の嫌なところを見つけて、それを「直さなくちゃ!これじゃダメだ!」と思うことがあるのですが、否定して強制的に直そうとすると歪みがでてしまう。

自分の「ある部分」を矯正しようとしていることに自分は気がつかないといけないのです。「ある部分」は自分の一部で、それを強制的に直すということは本来の今の自分自身が納得できていないことを自分で力づくで押し付けようとすることになる。そうすると、押し付けたことが自分の違う部分に返ってきて、結局うまくいかないのです。

自分の振る舞いで嫌なところがあったら、どの部分がそんな振る舞いをする原因をもっているのか、更に掘り下げてみてください。自分自身との対話が必要です。

必ずその部分は怠惰で振舞ってるのではなく、あなたのことを大切にするために、結果的にその振る舞いをしているはず。 掘り起こしてみてください。必ず今のあなたには必要だからそうしているはずだから。理由がわかったら、その「ある部分」に感謝をする。「そうすることが大切だったんだね、ありがとう」と。これは自分が自分を承認して感謝することになるのです。「これじゃダメだ!直せ!」なんて責めたら、それはあなた自身を責めているだけなのです。

まずは、あなたの気に入らない「ある部分」があなたのためにそれをするしかなかった、もしくは必要だったことを認めて感謝して。

それができたら、なぜその「ある部分」は自分が気に入らない振る舞いをしなくてはならなかったのかを見つける。それが大事。その原因に手を加えることを考えるのです。自分の振る舞いと「ある部分」を責めるのではなく、「ある部分」が自分の気に入らない振る舞いをしないようにするにはどうしてあげたらいいかを。

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