コーチングを学んだきっかけ

3年ほど、自費でコーチングを学んだことがありました。自分で出すにはなかなかまとまった講習費用で確か60万円以上。それなりに勇気のいる自分への投資でした。コーチングって何?っていう人もたくさんいると思います。コーチングの定義はいろいろありますが、個人的にはクライアントが掲げている目標を最短時間で達成させる作法という感じです。

僕は育児の中で意識的にコーチングの作法を使っていますが、コーチングが機能するとどういう感じなのか、以前のブログでアップしたのがこちら。http://signposts2k.com/?p=97

コーチングに興味をもった理由は、当時後ろ向きなたくさんの人々とかかわることがあって、僕にとって後ろ向きの人とかかわるというのは、どんどんエネルギーが吸い取られていくような感じであることに気が付いたのでした。前向きなマインドの人と一緒にいるとウキウキするので、どういう人と一緒にいることが僕には大切ということを気が付いていたのだけれど、それを反映させたお仕事がわかりませんでした。 そんな仕事ってないものだろうかと思って調べて見つけたのがコーチという仕事でした。コーチはコーチングを専門に行う職種です。

カウンセリングとコーチングの違いがよくわからなくて同じものを指していると思っている人もいるけれど、これら2つのメソッドは対象とするクライアントのココロの状態によってできるできないがあります。カウンセリングはきちんと学んだことがないのでうまく説明できませんが、ココロの状態がマイナスにある人はカウンセリング、プラスの状態にある人がコーチングがそれぞれに効果的に使えます。

ココロが病んでしまっている人については、カウンセリングでその人の話を傾聴して受け止めてあげることをするのだけれど、コーチングは傾聴に加えて、どんどん前に進んで今の自分から1つ成長した自分に進化したいといった状態の人に効果的です。

コーチングはクライアントが設定した目標(ゴール)まで最短距離の最短時間で達成するまで、寄り添い、背中を押してあげるような感じです。アドバイスは基本的にはしません。コーチは次どうするか、いつまでにするかといった質問を少しだけすることで、クライアントにたくさん話してもらい、次にやることを自分で決めてもらい、そして行動に移してもらいます。僕が以前アップした育児で使ったコーチングのブログのように、僕はBoyに少しの質問をするだけで、後は幼かったBoyに考えてもらって自分でどうするか決めてもらいました。

自分の責任で自分はこれをやると意思決定をしてもらい、自分の責任で行動に移す。メンタルがプラス側にある人でなければこれをすることは困難で、マイナス側にある人は自分の責任(自責)でなく、他人に責任がある(他責)から自分で行動に移すことが難しいのです。そのため、自分の成長についてメンタルがプラス側によってないとコーチングを受けたいとすら思えないもののはずで。

結局、僕はコーチングのトレーニングを3年ほど受けた後、認定コーチの資格を取りましたが、一定の年数が経った後、資格の更新をするのに必要な条件を確認したところ、10万~20万円くらいかけなくてはいけないことが資格の主催者への問い合わせで判明し、資格のためにコーチングをするみたいなことになるだけだなと思い、認定コーチについては失効する道を選びました。学び始めた頃はそんな条件になっていませんでしたが、いつの間にか条件が変わっていてそんなことに。。。 最近確認したところ、また条件が変わっていて、そこまでお金をかけなくても更新できることがわかりましたが、主催者側のさじ加減で振り回されかねないのだなという学びになったので、今は自分がもっているスキルとして普段の生活で使うだけにしています。相談されることも多いので、そんな時はコーチングの作法はかなり使っていますし、育児にも日々使ってます :)

思えばこの本を読んだところから始まったんだったなぁ。。。

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